まちの仕組み

「ミニかわごえ」は川越市のミニチュア版

「ミニかわごえ」のまちのなかには、飛行機製作所、看板工房、風車製作所などのものづくりのセクター、市役所、職業紹介所、銀行、新聞社、各種学校などの公共機関、食べ物屋やゲームセンターなどの遊興・娯楽の地区があります。子どもたちはものづくりの仕事場で働いてお金を稼ぎ、税金を納め、残ったお金で食べ物を買ったりゲームをしたりします。このように労働と消費の職業体験をさせることが「ミニかわごえ」の特長です。この点で一般の子ども祭りや学園祭とは性格を異にします。また、東京にある職業体験商業施設「キッザニア」とも違って、子どもたちが自分たちで“まちづくり”を行い、自ら店長として働く子どもたちを指導したりします。

「ミニかわごえ」は感動と感激のまち

「ミニかわごえ」は職業体験を目的としますが、あくまでも“遊び”がべースです。親の管理のもとを離れて、子どもたちは思う存分羽を伸ばします。自分で働いたお金で物を買ったり遊んだりする体験が本当に楽しいということを子どもたちは全身で表現します。それを見た保護者がわが子にこんな活発な一面や能力があったのかと感激します。

理念

「ミニかわごえ」では子どもたちは遊びを通じて様々なことを学習します。新しい知識やものごとに触れて知性が触発され、本人が考えていなかった何か新しいものを自然に創出します。パンケーキを作っていた子どもがお客が来てくれないので、自分でプラカードを作って売りに出かけるなどの行動は、だれの指示でもなく、また自分が前もって考えていたことでもありません。「ミニかわごえ」のなかでは子どもたちは創発性を発揮して、変化と進化を創出します。この子どもの創発性に基づく進化が「ミニ・ミュンヘン」や「ミニかわごえ」に埋め込まれたDNAです。「ミニかわごえ」は日本各地で開催されている子ども祭りや学校祭と同じ催しのように見えますが、以上のように根本的な理念で大きな違いがあります。

まちの仕組み

子ども市民は次のようなルールに従って行動することになります。

①市民登録所で招待券を渡し、800円を払うと、「ミニかわごえ」市民として仕事カードを受け取ります。
次に職業紹介所へいって自分の好きな仕事(例えば飛行機製作)を選んで働きます。
働き終わったら工場長に仕事カードを渡して何時間働いたと証明してもらいます。
②証明してもらった仕事カード を銀行へ持っていって見せると、地域通貨コエドをくれます。
例えば、1時間の労働に対して10コエド、30分の労働に対して5コエドもらいます。
③隣の税務署で20%の所得税を払います。10コエドの所得に対し2コエド、5コエドに対し1コエドを払います。
④税金を払った後のおカネは食べものやゲームに自由に使います。
⑤おカネがなくなったらそのまま帰ってもよいのですが、大抵の子どもは何度も職業紹介所へいって
労働と消費の活動を繰り返します。これらの様子を図で表現すると上の図のようになります。